重心が比較的高い位置にあるから、走行安定性が劣る?

犬09かくもミニバン大国となってしまった日本ですが、そんなミニバンの弱みについて考えてみたいと思います。
ミニバンはセダンよりも背が高いですから重心が高くなり、走行安定性でどうしてもセダンに劣ってしまいます。現象としては、コーナリングでセダンよりロールしやすい点が最も顕著ですが、直進安定性も、ブレーキング性能も、ピッチングを受けやすい点でもセダンより不利です。ミニバンは本来、ドライビングを主眼とする乗り物ではなく、スペースユーティリティがその本領です。限られたサイズの中で室内を広く見せる常套芸は背を高くすることです。ですからミニバンは宿命的に重心が高くならざるを得ない車と言えます。そんな中、低重心にすることでセダン並みの走行性を備えたホンダのオデッセイというモデルがあります。懸念されるスペースユーティリティの問題は低床化することで補完しています。しかしながら、背の低いオデッセイはもはや本来のミニバンからは逸脱している感があります。いわゆる本来のミニバンというべきモデルはトヨタのハイエースやエスティマ、ホンダのステップワゴンのようなモデルです。一方でミニバンのローダウン化のモデルがあります。ほとんどはユーザーが後からカスタムしたものです。ローダウンしたことで重心が下がりロールが減ったような印象があります。しかしながら、ローダウンしたことによってロールセンターの位置を下げてしまい、重心とロールセンターの位置が離れ実際はロールが増してしまいます。それに対処しようと足回りを固めてしまうとピョコン、ピョコンと跳ねるだけとなり乗り心地は悪化するという悪循環を生み出します。

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